確定申告の時期ですね。
今回は一般サラリーマンの私が、e-TaxでID・パスワード方式にて確定申告をした体験談になります。
思っていたよりは楽でした。
こんな方は参考になるかもしれません。
・e-TaxのID・パスワードを持っている。
・マイナンバーカードは持っていない。
・仮想通貨で所得が発生した。
・会社で年末調整をしているので源泉徴収票がある。
それでは、いってみましょう。
仮想通貨の利益計算について
まずは、確定申告が必要かどうか仮想通貨の利益を計算しないといけません。
私は漠然と「法定通貨で20万円の利確をしてなければ確定申告は必要ない」
と思っていたのですが、
「1年(1/1 ~ 12/31)を通して
法定通貨に20万円以上換金した場合確定申告が必要」
という内容をネット上で見かけて不安になったので
仮想通貨の損益を計算してみることにしました。
はじめは「年間取引レポート」を取引所からダウンロードして、
国税庁が出している「暗号資産の計算書」に入れて計算してみようと試みました。
結果的によくわからなくて挫折しました。
もっと、簡単に出せる方法はないか・・・
ありました。
仮想通貨の自動損益計算ツールというサービスがいくつかの企業で出されています。
「クリプタクト」「G-tax」「クリプトリンク」あたりが出てくるでしょうか。
その中で私は、「クリプタクト」を利用してみました。
アカウントは無料でつくれます。
年間取引件数が100件までは無料で利用できます。
私は100件を超えていたので、有料のお試しプラン 年8,800円(税込)となりました。
お試しプランは、年間取引件数500件まで対応しています。
「クリプタクト」は
取引所でダウンロードする「すべての取引」のデータをアップロードすることで
自動的に年度ごとの損益を計算してくれます。
計算の仕方は「総平均法」と「移動平均法」という出し方があり、
個人の場合は「総平均法」、法人の場合は「移動平均法」が基本のようです。
ここも「クリプタクト」の場合、利用過程で説明がはいっているので
特に迷うことなく計算結果までたどり着けました。
結果的に、20万円は超えてなかったのですが、
せっかく(?)出したので確定申告してみることにしました。
e-Tax(ID・パスワード方式)で確定申告する際に必要なもの
確定申告で必要だったものは以下になります。
① ID・パスワードが記載されている用紙
② 仮想通貨の損益計算結果
③ 源泉徴収票
④ マイナンバー通知カード(扶養家族分も)
e-Tax開始時点では、①と②しか用意していなかったので
途中で必要になった③や④を探すのに時間が掛かったのは内緒です。
入力していって問題がある場合は「次へ」を押しても
「ここが問題ありますよ」と教えてくれますので
指示に従っていけば問題なく確定申告できると思いました。
画面付きで詳しく内容解説しているページもかなりありますので
探してみるといいと思います。
ちなみに私はここのページを参考にしました。
申告結果はもちろん「追加の納付全額 0円」となりました。
ただ、給与所得の他に雑収入がありましたよ、という報告にはなったのかなと思います。
おわりに
確定申告をしようと思ってから完了まで2時間程度かかりました。
必要なものを用意してから開始すれば1時間も掛からないと思います。
初めて確定申告をした際は税務署に印刷した書類をもっていき、
行列に並んで、相談コーナーで修正して、係の人に教わりながらPCに入力して・・と
半日作業だったことを考えると2時間でもかなり画期的に感じました。
ID・パスワード方式でe-Taxを利用して提出できるのは
「マイナンバーカードが普及するまでの暫定的な対応」のようですので
はやめにマイナンバーカードを作る必要があると改めて思いました。
コメント