こんにちは、つぐっと(@tsugutto)です。
ゴールデンウィーク期間で、前々から気になっていた「嫌われる勇気」を読みました。
自己啓発本になるんですかね。
哲学や心理学に関する話ですが、とても読みやすく面白かったです。
今回は、「嫌われる勇気」の簡単な内容と、読んだ感想になります。
「嫌われる勇気」概要
「嫌われる勇気」の概要としては以下の通りです。
・タイトル:嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
・著者:岸見一郎・古賀史健
・出版:ダイヤモンド社
・発売日:2013年12月12日
・値段:1,500円(+税)
となっています。
本の帯に「6年連続トップ5入り」、「238万部突破」など輝かしい実績が並んでいます。
私が購入した本も、第57刷なのでかなり重版されていますね。
「嫌われる勇気」内容
簡単に内容をまとめます。
詳しい内容は書いてませんが、読んだことない方で、内容を知りたくない方はここでバックを。
この本は、最初から最後まで「哲人」と「青年」の2人の対話形式で進んでいきます。
青年が次々と質問を投げかけ、哲人が答えていく形です。
青年の疑問はもっともなモノが多く、読者の気持ちを代弁しています。
それに対して哲人は一つずつ丁寧に考え方を示していきます。
最終的に青年は哲人の考え方に同調するようになる・・という内容です。
大きくは5つの章に別れていて、5日間の対話をした形になっています。
5日間の対話を1日ずつ簡単に書いてみます。
目的論という考え方ははじめて知りましたね。
普段は圧倒的に原因論で考えています。
全部に同意は出来なくても、ふむふむ、なるほどな、と思った章です。
言っていることは一理あると思います。
劣等感が生まれるのも対人、自分の顔を気にするのも対人、非を認めたくないのも対人。
ただ、中々書かれているように割り切って考えられないよな・・と思った章です。
中々に衝撃的な内容です。
承認欲求は持たず、人は人、自分は自分、好き・嫌いは自分側が持つもの。
書かれているように出来る人は稀な気がします。
でも少し考え方を変えてみようかな?と思った章です。
はい、宗教的に感じますよね。
ただ、書かれていることは一理あって、
なるほどねー、みんながそう考えられればいいよねー、と思った章です。
なるほど、なるほど。
担保がないと出来ないのは信用、無条件に出来るのが信頼。
若い人ほど、考え方を柔軟に変えることができる。
生きているのは、過去でも、未来でもなく、「いま、ここ」。
青年の哲人への対応の変化に戸惑いつつも、勇気付けられる章でした。
各章から目次の内容を引用させて頂いて並べてみました。
読んでいる間はあまり感じませんでしたが、宗教的な要素が強いですかねぇ。
宗教といいますが、思想ですかね。
「嫌われる勇気」感想
まずは、単純に面白かったです。
ほとんど本を読まない私でも読みやすかったですし、書かれている内容も今まで考えたこともないような考え方が示されていました。
すべて本の通りにしよう!とか、全部納得できた!とはなりません。
ただ、こういう考え方も出来るな。と為になりました。
特に「目的論」という考え方は今までしたことは無かったです。
・原因論:勉強をしないから、テストの点が悪い。
・目的論:テストの点を悪くするために、勉強をしない。
こうなります。
テストの点を悪くするため?意味がわからない。
そうですよね。
ただ、テストの点が悪いことによって、他人から注目を集めることができる。
と考えたらどうでしょうか。
そういうお話です。
物事は、考え方ひとつで色々な捉え方が出来ます。
色々な考え方に触れることで、自分なりに遭遇した物事に対処する選択が増えると思いました。
自分の自由な人生のために「人に嫌われる勇気」を持つことも一つだと思います。
ただ、自分の自由な人生だけではなく、他人のための人生や、変わらない決心が必要な部分はどうしてもあると感じます。
すべての人は平等、横の関係である・・とは中々いきませんよね。
「嫌われる勇気」で学んだこと
この本で一番印象に残ったのは、
「ほめる」と「しかる」は同じであり、「勇気づけ」をすることが大事。
ということですね。
褒めることも、叱ることも、どちらも相手を操作することに繋がる・・と。
・次も褒められるように、もっと褒められるように頑張ろう。
・次は叱られないように、叱られるからやめよう。
裏を返せば、「褒められないならやらない」「𠮟られないならやる」となります。
極論ですがね。
「ほめる」も「しかる」もダメならどうするか。
素直に感情を訴える「感謝をつたえる」「悲しみをつたえる」といいようです。
あくまで、相手が自主的に動くように働きかけるのが大事。
けど、そう上手くいくかというと・・という感じはしますね。
ただ、子育てにおいても「褒めすぎ」「叱りすぎ」には注意しようと思いました。
それでは、また。
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