こんにちは、つぐっと(@tsugutto)です。
あなたの「座右の銘」はなんですか?
入学や就職の面接、新たな環境での自己紹介で聞かれることのある「座右の銘」。
座右の銘という聞かれ方ではなくても、モットーは?信条は?と一度くらいは聞かれることがあると思います。
ことわざや偉人の名言、四字熟語を挙げる人が多いでしょうか。
私も四字熟語から選んでいます。
座右の銘とは
「座右の銘」の読み方は「ざゆうのめい」となりますね。
座右 : 自分の右側。昔の皇帝など、高位の人がもっとも信頼をおく補佐役などを座らせるのが自分の右側であり、自分にとって重要なものを傍に置いておく意味があります。
銘 : 金属や石碑に名前や功績を刻んだものであり、言葉を刻む意味があります。
よって、「座右の銘」は
「 常に自分の心に留めておく、自分への励ましや注意のための言葉・格言 」
となります。
中学校時代 座右の銘 決定
私が座右の銘を決めたのは中学時代になります。
中学生になったころ、親に「座右の銘」くらい持てと言われました。
そういうモノなのかな?と「座右の銘」選びを始めました。
その当時、何事も真面目にコツコツと生きていた私は、「有言実行」という四字熟語を気にいっていました。
宣言したことはやり通す考え方ですね。
これを素直に「座右の銘」にすればいいものを、やはり、中学生。
思春期でちょっとひねくれていた私は、
「言ったことをやるなんてカッコ悪いな。言わずにやるのがスマート。新しい四字熟語をつくってやるぜ!」
と、よく調べもせず
「有言実行。「有」の反対だから「無」だろ。「無言実行(むげんじっこう)」が座右の銘だ!」
と、不言実行の内容を「無」言実行として使い始めました。
私の親も、「座右の銘をもて」と言った割りに、何を「座右の銘」にしたか、は聞いてきませんでした。
そのため、「無言実行」の間違いを指摘してくれる人はいなかったのです。
座右の銘「無言実行」 発動
中学3年生の時、クラスメイトの間で「座右の銘」の話題になりました。
「座右の銘」なんてないって人が大体の中、私は高らかに宣言しました。
「私の座右の銘は「無言実行」だ!」と。
おぉ!とクラスメイト達には響きましたが、そこでも間違いを指摘してくれる人は現れませんでした。
そのまま年月が流れ。
幸いにも、その後、私が「無言実行」を間違えていると気づく前に「座右の銘」をいう機会は、訪れませんでした。
「モットーは?」とか「信念は?」との問いには、「何事にも真面目に取り組むことです」と無難な回答に変えていたからです。
本当は「不言実行」だと知って
そして最近、ふとしたきっかけで「無言実行」と調べてみました。
そんな言葉は存在せず、有言実行の反対は「不言実行」だと知りました。
は、恥ずかしい!
ただ、「有言実行」の反対を「無言実行」だと思っている方も一定数いることが調べてみてわかりました。
間違いに気づいた今となっては「座右の銘は不言実行です」となります。
でも、「無言実行」・・ダメですかね。
別に「座右の銘」は造語はダメ・・ということはないですよね。
正しい言葉を知った上で使うのであれば問題ないと思っています。
あなたの座右の銘はなんですか?
いかがだったでしょうか。
「座右の銘」に関する、私の恥ずかしい過去をお届けしました。
「座右の銘」が特にないという方は、私みたいにならないように
しっかりと正しい言葉でもって「座右の銘」を決めてみてはいかがでしょうか。
造語を「座右の銘」とする場合でも、似た意味や、同じ意味で使われている言葉を知っておくと指摘されたときに返す言葉が出来て新たな話題に繋がるかもしれませんね。
それでは、また。
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