こんにちは、つぐっと(@tsugutto)です。
少し前に紹介した「言葉」をイラストにしてくれるAIソフトの「Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)」を使って自分好みの絵を作ってみた記事になります。
今回は私が個人的になんとなく切なくなるシチュエーションとして近未来の文明崩壊した世界のイラストを目指して色々とプロンプトをコネコネした結果となります。
最初は中々目指す感じの絵が出てこなかったのですが、最終的には満足できる絵柄が次々と生成されました。
今回はその備忘録です。
Stable Diffusionの設定
まずは今回のイラストを作成するのに使用した設定やモデルなどについて記載します。
「Stable Diffusion」
・Stable Diffusion web UI(AUTOMATIC1111版)
・使用モデル:Defmix-V2
・使用VAE:vae-ft-mse-840000
・サイズ:768×960
・サンプラー:DPM++2Mカラス
・ステップ:80~150
・CFGスケール:8
・その他の数値はデフォルト
という感じで作成しました。
ステップ数が多すぎるとは思いますが、細かい絵が出るかな~と思って多めでやりました。
どんなエモ絵を目指したのか
今回作ってみたシチュエーションは
近未来の文明崩壊した夕暮れの都市(を見つめる人)
です。
何かしらの原因で文明が崩壊してしまった都市を夕焼けが照らす。
なんとも言えない切なさ、哀愁さ、絶望感、などを感じる絵を目指してみました。
生成段階で色々とプロンプトは変えていますが、最終的には
sunset,submerged city,covered in green,Electric spectaculars,tattered clothes,back view,collapse,machine,pollution,Different world,chaos,skirt,casual,
beautiful girl,bulky,weapon,cool,The wind is blowing,broken building,neon,distant view,many wires,rubble,dirt,zip line,lots of antennas,Journey
というプロンプトで生成しています。
75単語フルですね。
それでもまだまだ全然な感じなのでプロンプトの並びや言葉選びは日々勉強中です。
ネガティブプロンプトの方は、
「EasyNegative」を「1.3」で使用しているのみです。
Stable Diffusionで実際に生成した絵
それでは、実際に生成された絵を載せてみます。
合計220枚生成したうちのお気に入り20枚です。
生成されたのが早い順に並べていきます。
1枚目は、どこかの水没した建物の中ですね。
特に崩壊感はないのですが、単純に光の柔らかい感じがきれいだなと思いました。
2枚目。少女の奥でちょうど太陽、崩壊する建物、立ち上る煙などが重なる一枚。
3枚目。荒れた都市を旅する青年。奥からの光は生き残りの人たちが集まる集落か、はたまた敵対組織か。
4枚目。ビルの青白く光る模様のファンタジー感にやられました。まだ崩壊感はあまり出てないですね。
5枚目。水没した街を旅する。ちょっとしたポストアポカリプス感ですかね。
6枚目。なんかゲームのワンシーンのような一枚。
7枚目。マントのボロボロ具合が好みの一枚。モクモクとモヤが掛かっている建物もいいですよね。
8枚目。このアングルは好きですね。色々と光る装備も近未来的で好みの一枚です。
9枚目。後ろ姿を指定してもこちらを見ている絵は出てきます。謎の緑の液体が汚染感、退廃感があってお気に入りです。
10枚目。このイラストは女の子の見た目が単純に好みでした。
11枚目。夕日と服の光のシンクロが綺麗だと思った一枚。風を感じる髪の動きもいいですよね。
12枚目。ネオンとか、光る装備とか、ゴチャゴチャ感とか、なんか好きです。
13枚目。このイラストは空が好きです。空というか雲の感じですかね。
14枚目。今回生成したイラストの中では一番お気に入りかもしれない一枚。ボロボロの服の重ね着具合がツボでした。
15枚目。色々とおかしい構図なのですが異世界感があって惹かれた一枚。平行世界とか、鏡の世界とか、そんな感じ。
16枚目。絶望感を感じる一枚。地面は降りられなそうですよね。建物を伝って移動しつつ…的な。
17枚目。旅の末に自宅のある街に戻ってきた…的な一幕を想像します。
18枚目。なんかいい。崩壊しているし絶望感はあるけど夕日に水面に綺麗と感じます。
19枚目。マントの破れ方と、装備の光り方がツボでした。
20枚目。光と空の筋が綺麗だな…と。
以上、20枚ですね。
いかがだったでしょうか。
ぼやけたり、書き込みが甘かったりはありますが、前回記事に比べると雰囲気が出た絵が出来たかなぁと思います。
改めて、ステーブルディフュージョンとモデルの凄さに驚きます。
おわりに
今回はステーブルディフュージョンにて個人的エモ絵を目指してイラストを作成してみました。
最初は思うようなイラストが出てきませんでしたが「言葉」を重ねるごとに思い描いたシチュエーションが出るようになってくると楽しいですね。
思いがけない組み合わせや場面が生成されるので「あと一枚…あと一枚…」の無限ガチャはやはり楽しいです。
時間泥棒ですね。
これからも時間をみつけてテーマを決めてイラスト作成をしてみたいと思います。
それでは、また。
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